紙質・ケースにこだわったCDプレス&フライヤーデザイン|EXTREME-LAB

エクストリーム・ラボでは紙質やケースの仕様などにこだわったCDプレスを致します。紙ジャケ・デジパック等のCD制作をはじめ、フライヤーやポスター、チケットのデザインと印刷。そしてバンドロゴの制作なども格安料金でご依頼いただけます。

CDプレスを失敗しないために注意すべき7つの事

エクストリーム・ラボ公式ページに掲載しました「CDプレスを失敗しないために注意すべき7つの事」の記事が好評でしたのでこちらのページにも転載いたします。今でも少し敷居が高いと感じられることの多いCDプレスですが、弊社がセレクトした注意すべきポイントを抑えていただくことで安心してご注文いただける材料になれれば幸いです。ある程度内容を抜粋した記事となりますので、より詳しい内容は以下をご覧下さい。 

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【1】本当にCDプレスなのか?

いきなり何を言っているんだと思われる方もおられるかもしれませんが「CDプレスとCDコピーの差を知らずに注文した商品が納品され、実はCDコピーだった」と、過去に他社で注文したお客様からお話を聞いた事があります。ではCDプレスとCDコピーとの差はどのようなものなのか以下に記載したいと思います。

CDプレスとは?

CDプレス(プレスCD)とは、原盤(※スタンパーと呼ばれる金型)を作り、その原盤を使用して物理的にくぼみをつけてデータを記録します。物理的に高精度にプレスされているため再生機器との互換についての問題が生じることは、CDコピーと比較してとてもに低くなります。なおかつ大量生産を行なうのに向いた製造方法になります。

 

CDコピーとは?

皆様も家庭のパソコンでCDを作成したことがあるかと思いますが、CDコピーはそれと同じでCD-Rディスクにデータを焼き付けて複製する方法です。この方法で生成されたCD-Rは基本的にはCDプレーヤーやパソコンで再生することは可能ですが、CDプレスに比べて互換性が低く、規格の違いなどにより再生できないなど不具合が発生する場合もあります。あるいは長い時間太陽光に当てるとデータが読み込めなかったり音飛びしたりと、販売用のCDとしてはリスクが大きいため不向きです。

異常に安価の場合はCDコピーかどうか確認すべし!

以前ご相談受けたお客様は安価だったためCDプレスとCDコピーの差も確認せずに注文・生産し、販売後に購入者から音飛びや再生不備などのクレームが多発したため確認した所CDコピーだったという事を知り、結局CDプレスで生産しなおしたという事がありました。あまりにも安い場合にはこの点について注意が必要です。

 

 

 

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【2】紙の厚さを確認する事

紙の厚さとは何かといえば、

・ジュエルケース→フロントジャケット、バックインレイ、帯
紙ジャケット→紙ジャケ本体、投げ込み印刷、帯
デジパックデジパック本体、投げ込み印刷、帯

・・・の紙厚となります。これらはCDを手にした人の印象を変える重要なポイントでもあり、CD自体の耐久性を左右しますのでCDプレスの際には理解をしていた方が良い事項です。

 

本体ジャケットの厚さ

これは紙ジャケットとデジトレイに関しての本体ケースの紙厚になります。エクストリーム・ラボでは

紙ジャケット2Pは260GSM
・4P紙ジャケットデジパックは340GSM

という、一般的な紙厚で承っております。

投げ込み印刷の紙厚

ジュエルケースの「フロントジャケット」と、紙ジャケットとデジトレイにおける「投げ込み印刷」についての紙厚となります。
エクストリーム・ラボでは通常の紙厚は150gsm(135kgくらい)という少し厚めの紙厚で生産しておりますので、しっかりとした仕様になっています。

これら紙の厚さを確認しないでプレスしてしまうと、実際に仕上がったCDが届いたときに「思ったよりペラペラだった」という事になりかねません。CDは単純に音楽のパッケージだけではなく、その音楽のコンセプトやメッセージを伝える役割も担っていますので安っぽい仕上がりではせっかくの音楽が台無しになってしまいます。印刷やデザインに精通している方でない限り紙厚まで注意を払う事はなかなか難しいですが、特にあまりに安いCDプレス業者での生産をお考えの場合は事前に確認する事をお勧めいたします。

 

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【3】印刷データは必ず「CMYK」にすべし!

せっかくデザインされたジャケットデザインの仕上がりが「思ったもの違った」となる場合、よくある原因として「色」の違いがあります。パソコンのモニターで見ていた時はもっと鮮やかでカラフルな印象だったのに実際に印刷されたジャケットはくすんで暗い印象になってしまったという事は実際によくあるトラブルです。ではこのような現象が起きないために何をすれば良いのでしょうか。

 

RGBカラーとは?

RGBカラーは、光の三原色「R(赤)・G(緑)・B(青)」の事を表します。PCやデジカメ、テレビなどの画面はこのRGBカラーで色が再現されています。モニター自体が光を放ち、その光が混ざり合う事で色を表現するため、これらは混ぜれば混ぜるほどに色は明るく、白色に近づいていくので『加法混色』といわれます。

CMYKカラーとは?

CMYカラーは色料の三原色「C(シアン)・M(マゼンタ)・Y(イエロー)」の事になります。雑誌やチラシ、ポスターなど紙に印刷されたものはこのCMYKによる表現になります。絵の具を沢山混ぜれば混ぜるほど黒に近づくのと同じで、これらは混ぜれば混ぜるほど色が暗くなり『減法混色』といわれます。

 

 

 

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【4】規定事項の表記

CDをよく見てみると様々な規定文が書かれている事が分かります。注意書きや著作権に関する表記、品番、発売日、ディスクの取扱いなど色々あります。必ず表記しなければならないという事は少ないのですが、自身のCD(作品)を長いスパンで管理するためには予め記載しておいた方が良いことは多々あります。一度CDプレス、印刷をしてしまうとあとから追記できるものでもないため、事前に自分のCDに記載しておくべき規定分を把握して表記しておく必要があります。 
 
 
 

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【5】音源はDDPでの入稿がオススメ

・仕上がりがマスタリング時のオリジナルデータに近い
・データの保存性が良い

現在ほとんどのプレス工場がDDP納品に対応し、CDプレス工場に納品するマスターは「DDP」が主流になってきました。特に海外のプレス工場でCDプレスをする場合にはマスターが手元に戻ってこないケースがあるので、そのままのオリジナルデータを自身のPCにバックアップしておけるDDPはとても安心が出来ます。またDDPはプレス工場での行程もシンプルになるので、音質変化が最も少ないという利点もあります。

DDPファイルのデメリットとは

良いことづくしのDDPですが唯一のデメリットと言えば、専用のソフトウェアがないとDDPファイルを開くことができないことになります。しかしWindowsMacともにDDPを開くフリーソフトなども提供されているので、それらを使って確認する事は可能です。

CD-Rで入稿する場合は

CD-Rでのご入稿の場合、CDプレス用のマスターは必ず「ディスクアットワンス」で書き込んでいただく必要があります。「トラックアットワンス」で書き込みを行った場合、プレスが出来なくなりますので、ご使用の書き込みソフトで必ずディスクアットワンスに設定して書き込んで下さい。そしてマスターデータとサブマスターデータの合計2枚をご入稿下さい。サブマスターはマスターデータに不備が起こった場合、納期の変更を最小限に抑えるための保険の様なものです。

DDPについてはレコーディングエンジニアの人などに確認をすれば、大抵分かるはずですのでご確認のうえ是非ともDDPでのご入稿をお勧めいたします。

 

 

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【6】納期には余裕をもつ

ご注文いただく中で多いのが、一番直近のライブ・コンサートで販売をするためにギリギリのスケジュールでのデザイン&プレスを行う事です。限られた時間の中でご依頼いただく事はとても光栄で、その中でベストのものを作り上げるという闘志も生まれますが、ギリギリの中で制作を進めると予期せぬトラブルが発生する事も多々あります。ではどれくらい時間の余裕を持ってご注文をいただく事がベストなのか以下に記載したいと思います。

発売の何日前の納品がベスト?

CDを流通させる場合には会社によってタイミングが異なるため、販売店や流通会社に確認してどれくらい前に納品する必要があるのかご確認下さい。流通させず、自分のライブでのみ販売するといった場合には遅くとも2週間前の納品をお勧めいたします。海外プレスの場合、天候の状況や税関のトラブルによって2〜3日遅れる事も稀にございますので、発売の前日や当日の納品は非常に危険です。1週間前の納品でも構いませんが、仮にCDに何か不備などがあった場合の事も考えて余裕を持って2週間前くらいの納品を推奨しています。

 

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「CDプレス業者の選択」をCDプレス業者である弊社が書くこと自体、うさん臭く思われそうで躊躇しますが(笑)、あえてCDプレス業者の立場から業者を選択するための判断ポイントを記載してみようかと思います。アーティストの方々にとって「商品」となるCD、そしてフライヤーやポスターなどとは異なり一過性の制作物ではなく購入した人の手元にずっと残り続ける「アート作品」でありますし、CD制作に要する時間や手間は相当なものですので是非失敗のないように参考にしていただければと思います。

 

業者の強みを知る

Googleで「CDプレス」と検索すると星の数ほどCDプレス業者がヒットするかと思います。何を基準にその数多あるCDプレス業者を比較すれば良いか見当もつかない方もおられるのではないでしょうか?まずはその業者が何を一番「売り」にしているか?何に特化しているのかに焦点を当てることも業者を比較する1つのポイントになるかと思います。

 

エクストリーム・ラボの強み

大体のお客様が上記の「価格」「納期」「品質」で業者を判断するのではないでしょうか?では、ここから弊社の宣伝になってしまいますが(笑)エクストリーム・ラボの強みは何なのかも以下に記載させていただきたいと思います。

 確かな品質
エクストリーム・ラボの強みは何かと言われれば、先にも述べましたがISO9001取得の工場による確かな品質という点です。紙厚については紙ジャケット2Pは260GSM、4P紙ジャケットデジパックは340GSM、そして投げ込み印刷については150gsm(135kgくらい)と充分な紙厚によりしっかりとした仕上がりと印刷・アッセンブリのクオリティを誇ります。海外工場には日本語に長けたスタッフがいるため細かいニュアンスや指示も行う事が出来ます。
 デザイン力
そして何よりデザインに力を入れております。メジャー、インディーズを問わず数多くのCDジャケットを手がけてきましたので「音楽」をCDという形にするための経験が豊富です。また画像加工や3DCG、イラストなどにも対応しているため幅広いデザインをご提案する事が出来ます。デザインはお客様自身がご用意するという場合でも、ご入稿いただいたデザインデータのチェックはまず弊社のデザイナーが行い、その後工場でもチェックをいたしますのでトラブルを防ぐための入念な確認を行われます。
 
 豊富なテンプレート
紙ジャケット・デジトレイについて様々なテンプレートを用意しております。背幅やポケットの仕様(位置・切込み・封入方向)、中面継ぎ目についてなどが異なるバラエティに富んだな様々なテンプレートがあり、お客様のデザインに最も適した仕様をお選び頂く事ができます。紙ジャケットデジパックについては2パネル、4パネル、6パネル、8パネルまでの全てのサイズにおいて複数のテンプレートがあり、CDジャケットによる表現の幅を大きく広げます。
 多彩なオプション
紙ジャケットデジパック本体の紙質についてはマットPP、グロスPP、コート紙(グロスニス)、コート紙(マット)、リバースボード、クラフト紙などがあり、それぞれの紙の特性を活かしデザインに反映いただく事が出来ます。投げ込み印刷についてはコート紙、マットコート紙、上質紙、新聞紙、クラフト紙、トレーシングペーパーなど多彩な種類があり、その他ホログラム加工や箔押し、スポットUVや白インクなどの特殊加工にも対応しており、お客様のCDジャケットデザインに最も適した選択が可能です。
 

まとめ

以上、「CDプレスを失敗しないために注意すべき7つの事」について記載いたしました。少し記事が長くなってしまいましたが参考にしていただけたら幸いです。細かい注意点をあげていくとまだまだ書き足りないのですが、それらはまた追々別の記事としてまとめてみたいと思います。ではアーティストの方、レーベル、レコード会社の方々でCD制作をお考えの時は是非エクストリーム・ラボにご相談下さい。

 

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